顎が痛む、口が大きく開かない、口を開けると音(カクッ)がするという症状は顎関節症の典型的な症状です。
近年急増中と言われる顎関節症ですが、軽症だからといってそのままにしておきますと、口が急に開かなくなるといった重症になることがあります。
一言で顎関節症といってもいろいろな種類があります。
顎を動かす筋肉の炎症、顎の関節部の炎症、関節円板という関節部にある組織の位置異常、関節の骨の形状異常等があります。
原因も、咬み癖や打撲、ストレスや歯ぎしりなど様々です。
歯ぎしりが原因の場合は、顎の痛みが出る場合もありますが、歯そのものが痛んでくる場合もあります。
当院では、自宅で簡単にできるような運動療法、夜間にスプリントという歯列を覆う装置つけて寝ていただくスプリント療法、鎮痛薬を用いる薬物療法を併用し治療を行っています。
まず顎に異常を感じたら病状を把握することが大切です。
その上で、その病状にあった治療を行っていきます。気軽に相談にいらして下さい。