小さいお子さんは未知の場所やものを思った以上に怖がります。また、予防接種や風邪での注射や喉の奥を見るのに苦しい思いをして病院自体に嫌なイメージを持っているお子さんもいます。
虫歯が無いか、小さな虫歯で痛みがなく治療できたお子さんは治療を嫌がらず、お口も見せてくれてスムースに治療がすすみます。中には歯医者さんに来るのが楽しみになっているお子さんもいらっしゃいます。
はじめに痛い思いをしなければならない場合や、歯医者への恐怖が強い場合、動いてしまったり、お口を開けてくれなくて不十分な治療なってしまったりと時間もかかりますし、お子さんの負担も大きくなります。
そこで、保護者の方にお願いがあります。
①できるだけ虫歯になる前に予防にいらしてください。
リスクに併せて、食事指導、仕上げ磨き、フッ素は磨き、フッ化物塗布、クロルヘキシジン歯磨き、フッ素洗口、3DS、シーラント、キシリトール等いろいろな予防法があります。
②日常生活で、「歯磨きしないと歯医者さんで歯を抜くことになるよ」「虫歯になったら歯をドリルで削るよ、すごくいたいよ」等おこさんを脅かすようなことを言わないでください。
小さいお子さんは、それをきいて、歯医者に来る前に歯医者は怖いところだと思ってしまいます。
治療のハードルが上がるだけでなく、お子さんによっては医院に来るだけで泣いてしまう子もいますので、治療自体に取りかかるのに数回かけてなれてもらう必要がある場合なども出てきます。