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あきる歯科ブログ 2ページ目

虫歯の予防はどうすればいいの?

 こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

 前回はフッ素についてお話ししました。フッ素はWHOでもアメリカでもイギリスでもドイツでも日本でも積極的に推奨されている
世界基準の虫歯予防対策です。フッ素歯磨き、フッ素塗布に関して急性中毒を起こすような(小児で歯磨き粉1本を一気に飲み込む)量を摂取しない限り、様々な研究から、人体への害がある根拠ある報告はありません。(毎日の小児のフッ素うがいは6歳以下は飲み込む可能性があるので非推奨になっています)

 インターネットを検索して「フッ素は毒」というようなプロパガンダをしている人は、専門家の意見を調べずにセンセーショナルな記事を信じてしまった方か、内容がどうであれアクセス数が稼げればいいというような不誠実なアクセス亡者か、その代わりにこういうものを使いましょうという商品を販売する偽医療詐欺業者と思っても過言ではないです。ほとんどの方は、知らずにセンセーショナルな記事を読んで、だまされ、みんなに教えてあげなければという親切心で行動されているのだと思いますが、その親切心が健康被害を出しているかと思うと悲しくなります。

 さて、フッ素の使用以外の虫歯の予防法は何があるのでしょうか?

 一つは勿論歯磨きです。目視で歯の表面に白いプラークが残っている状態が続けば、もちろん虫歯になってしまいます。歯磨きした後は歯の表面を鏡で確認して歯垢が残っていない状態を目指してください。

 もう一つは、シュガーコントロールー砂糖の摂取方法や間食の取り方ーです。

 これについては以前もお話ししましたが、もう少し詳しく次回お話しします。



フッ素は有害なの? よくあるご質問に対して

 フッ素は世界基準の虫歯予防のスタンダードですが、SNSやネットの健康記事を読んで、「体に害がある可能性があるなら」と不安になりフッ素塗布を希望しない保護者の方が、年間に数人来院されます。虫歯のリスクが少ない口腔環境で、リスクの少ない食生活を送っているのならば問題はないのですが、往々にして虫歯がある場合やリスクがある場合がほとんどです。
 こういう場合にフッ素を使用しなければ、 虫歯の本数もふえ、神経の治療などが必要になるまで進行することも珍しくありません。専門家が書いたわけでもない偽医療記事によって健康を害する方が増えていくことには深い憤りと無力感を感じます。歯科界でも、トンデモ歯科情報を訂正する活動をしている「
トンデモ歯゛スターズ」の先生がいるのですが、まだまだ、ネットでみたので心配という保護者の方はあとをつきません。

*上記の、虫歯のリスクの少ない環境と食生活は、「3食以外のおやつが1日1回まで、おやつはおにぎりや果物がメインで、ジュースや市販のおやつはほとんど摂取しない。歯垢が目で見えないくらいまでは歯磨きができており、口呼吸や唾液の減少、矯正器具の使用がない方」くらいが目安です。


 さて、「同じ歯科医でも、同じ先進国でも、フッ素に対して意見が別れるのはなぜ?欧州はむしろ禁止傾向では?」という質問が先日SNSに書き込まれました

 

 これに対する解答が2022年現在までの文献を踏まえており、おおよその歯科医の総意といっても過言ではないため、フッ素の使用を躊躇する保護者の方の参考になればと思い文書にすることにしました。

 

解答

「フッ素は欧米では禁止されている危険な薬剤だ」という文言を目にすることがありますが、これは、アメリカ歯科医師会やWHOなどが「6歳未満はフッ化物洗口はすべきでない」といった提言をしているものを拡大解釈したものです。 洗口が禁忌となる理由は「誤って液体を飲み込んでしまう可能性があるから」です。 歯磨剤や局所塗布は決して禁忌ではありません。

 

 次に「先進国でも意見が分かれる」についてですが、上述のようにフッ化物そのものを禁止している国はありません。交際的にも学会での学術的な賛否はありません。なので意見は分かれてはいません。「フッ素で虫歯予防は間違い」とした国や公的機関の発表は1つもないことを追記しておきます

 

 「歯科医師でも意見が分かれる」についてはフッ化物について意見が分かれているのではありません。 科学的根拠に基づいて学んでいる歯科医師とそうではない歯科医師がいる、というだけです。 科学的根拠に基づいて学んでいる歯科医師でフッ化物について全面否定な歯科医師に出会ったことはありません。

 

 これまで分かっていないフッ化物の害が今後見つかるじゃないか! ということは、決して否定はできません。 でも、「今の応用の仕方で何十年も経っていてこれまでにそうしたことはない」ということは言えます。

フッ素の危険性は、これくらいの濃度で、これくらいの頻度であれば問題は少ない、ということがすでに検証済みで、そうした経緯から「6歳未満にフッ化物洗口はすべきでない」と言われているのであって、それを逸脱して「フッ素は禁止!」と解釈するのは、論外だと考えます。

 

 フッ素自体が中毒を起こすものではないかという意見もありますが、薬というのは体に変化を起こすものなのでどんなものでも適量を過ぎれば毒になります。水ですら取り過ぎると水中毒になりますし、お醤油を一気飲みすれば死にます。フッ素の急性中毒量は体重60kg野方で120g。大体歯磨き粉2本分を一気に接種しない限り中毒にはなりません


 国内におけるフッ化物配合歯磨剤の使い方を追記すると、3歳未満は500ppm以下の濃度のものを切った爪程度の少量を仕上げ磨きで。 3〜5歳は同じく500ppm以下の濃度のものを5mm程度。 6歳になったら1000ppm以下の濃度で1cm程度、 15歳以上なら2cm程度で1500ppmまで使えます。いずれも歯磨き後の洗口は一回ゆすぐだけが推奨になります。

リスクに応じてにはなりますが、日本は海外に比べて低濃度かつ少量の基準となっています。

 

 なお、口腔衛生学会のフッ化物配合歯磨剤についての考え方は、昔は、「あくまで歯磨きの補助剤、歯磨剤よりブラッシング重視、洗口は口の中からなくなるまで行う」だったのが、現在では「ブラッシングよりも歯磨剤の使用の方が予防効果は高い、仕上げ磨きはフッ化物配合歯磨剤を使用しなければ効果がない、洗口は一回ゆすぐだけ」に変わっています。

 

 ちなみにイギリスのガイドラインで、成人でのむし歯予防に対し強い推奨は ・フッ化物配合歯磨剤で最低12回のブラッシング(寝る前+その他のタイミング、歯磨き後は吐き出すだけ) ・砂糖の入った飲食物を最低限にする、のみです。

 米歯科医師会が発行しているフロリデーション・ファクツでは、60年間における水道水フッ化物応用において、反対意見が一般に認められた科学によって実証されてことは一度もないとのことです。

 


子供の食事とおやつは何がいいの?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

今日ほおこさんの食生活のポイントについて。
フード&ヘルス研究所の「子供の食生活についての8つの提案」にはこんなことが書かれています。

①飲み物は水かお茶にする 
 飲み物は水分補給のためにとるものでカロリー摂取のためものもでは有りません。
 水分でカロリーをとってしまうと食事をしなくなってしまう場合があります。

②朝はごはんをしっかり食べる
 パンは食パンでも砂糖が入っているのでお菓子を食べさせるようなものです

③こどものおやつ=4回目の食事 
 おにぎり、サツマイモ、トウモロコシ、せんべい等穀類・イモ類を中心に。
 夏場の冷たいおやつも果物を凍らせて
 スナック菓子・清涼飲料水は極力買わないようにしたいです

④まごはやさしい 
 バランスがとれてしっかりかむ食材を摂取しましょう
 油と炭水化物の多い食事は週一回程度を目安に
 ま 豆
 ご ごま
 は わかめ
 や 野菜
 さ 魚
 し 椎茸(きのこ)
 い 芋類

 週一回くらいにしたいメニュー
 オムライス カレー ラーメン ハンバーグ 焼きそば スパゲッティ アイスクリームなど

⑤副食の基本は野菜・海藻類

⑥動物性食材は魚を中心に

⑦未精製の米を常食する 胚芽米など

⑧食品の安全性 無理のない範囲で農薬やポストハーベスト農薬などに配慮

なかなか全部この通りとはいかないと思います。
はずかしながら僕も到底このレベルではないです。

難しいと思う方はおやつだけでも、おにぎり、餅、芋、栗、トウモロコシ等の穀物類(おすすめ)か
くだもの、ドライフルーツ(まあまあ推奨)にしてみてはいかがでしょう。

どうしても菓子パン、スナック菓子、ガム、飴、ジュースは極力避けた方がいいものになります、
できれば遠足や誕生日などのイベントの日にして下さい。



水分補給のためにスポーツドリンクは推奨か?

 こんちには、あきる歯科院長の濱窪です。

 本日は暑い日の水分補給に何を飲むかのお話です。
 部活などを始めると水分補給でスポーツドリンクを頻繁に飲むようになってしまい、虫歯が急に増えてしまうのは
歯医者なら必ず経験することだと思うのですが、実は、スポーツドリンクの水分吸収率というのはあまり高くないです。

 スポーツドリンクは高糖質のため、この糖質が水分の吸収を邪魔してしまうのです。
 そのため、体の水分の吸収量でいうと、蒸留水>生理的食塩水>スポーツドリンクで、スポーツドリンクは
蒸留水の半分程度の吸収量であり、最も吸収率が悪いです。

 しかし、大量の発汗をした場合、水分のみでなく、ナトリウムやカリウムの補給を行わなければ嘔吐や下痢の原因になってしまいます。そのため、スポーツドリンクが選択されているのですが、スポーツドリンクは前述したように高糖質でナトリウムやカリウムは低濃度になっています。よく、糖質を薄めるためにスポーツドリンクを2~3倍に薄めるという話も出ますが、そうした場合は、ナトリウムとカリウムの量が低濃度になりすぎてしまい、水ではなくスポーツドリンクを飲む意味がなくなってしまいます。

 では、何を飲めばいいのかなのですが、簡単なのは500mlのお茶に塩を1ml加えたもので水分とナトリウムの補給が可能です、
市販品であれば経口補水液といわれる、アクアライトORSOやOS-1であれば水分、ナトリウムカリウムともに点滴に近い吸収効果があります。
 

シュガーレス・ノンシュガー・無糖は虫歯にならない?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

本日は、虫歯にならない食生活について。
先日来院された患者さん。半年ほどで急速に虫歯が増えており8本が虫歯になっていました。
話を聞いてみると、禁煙したためたばこの代わりに飴をなめているということでした。

砂糖がお口に入ってから1~2時間は酸が産生されます。
たばこ代わりに飴をちょこちょこほうり込んでいれば、常時酸で溶かされている状態になります。
虫歯になるのも仕方ないというところなんですが、ではこういう場合どうすればいいのでしょうか?

飴の代わりにキシリトールのガムなんかをかんでもらうのが一番いいのですが、キシリトールや
ガムが苦手な場合。シュガーレスの飴やガムでもいいのでしょうか?

じつはここに罠が有ります。シュガーレス、無糖、ノンシュガーは、食品100g中に0.5g未満であれば糖類(単糖類・二糖類)が
含有されていても表記が可能なのです。つまり、実際はシュガーレスや無糖やノンシュガーでも砂糖が入っている場合が有るということです。(ない場合も有ります)

これは栄養成分の部分をみて、ショ糖やスクロース、ブドウ糖の表記がないかを確認する必要があります。
いずれかの糖類の表記があれば砂糖が入っているということになります。
代用甘味料である、キシリトール、マルチトール、ソルビトール、アスパルテームなどのみの表記であれば
砂糖が入っていないということになります。

また、砂糖不使用という表記の場合、製造工程で砂糖を添加する工程がなければ表記可能なので、
砂糖は使用していないが水飴は使っている場合や蜂蜜は使用しているケースがあります。

虫歯にならないためにシュガーレスや砂糖不使用の食品を食べている方は、こういう表記上の落とし穴が存在することに注意していただくといいと思います。

虫歯や歯周病は感染症? うつる病気なの?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

 歯科の世界も日々情報は更新されているのですが、なかなかいったん広まった歯に関する知識は更新されないので
よく聞くけれど、今はそうでないことがわかったお話などしていこうと思います。

 筆頭は、「食事の後すぐ歯磨きしてはいけない。30分以降たってから」ですが、これは完全に否定されています。
このブログでも食事の後はいつ歯を磨くの? | あきる歯科ブログ | あきる野市の歯医者あきる歯科|インプラント・矯正・歯科用CT設置 (akiru-shika.com)で取り上げましたが他にもちらほらとよく聞く話が、今では違うことがあります。

 今回は虫歯は感染症というお話について。今から25年ほど前、僕が大学生の頃は虫歯や歯周病は感染症扱いでした。
感染症、つまり感染する病気なので、同じ食器を使用したり、キスをしたりすることで虫歯の菌が移動し、虫歯や歯周病になる、
という考えです。
 昔はこの考えに基づいて、赤ちゃんの食器を同じものを使わない用に指導をしていました。いまでは、これには意味がないので、
スキンシップや食器の共用はそれほど気にする必要がないということになっています。

 これは、虫歯や歯周病は、1回毎の菌の移動でかかるのものではなく、お口の菌全体の変化によって起こるものだとわかったからです。つまり、毎日の砂糖の接種、ジュースやスポーツドリンクの常飲、歯磨きをしない生活などが続くことで、虫歯になりやすい菌叢に変化していくのが原因ということです。

 勿論、上記の食器の共有なども毎日毎食行われれば菌叢の変化を起こし虫歯になる可能性はあります。しかし、1~2回の食器の共有で、風邪やインフルエンザのようにうつることはないということです。

食事の後はいつ歯を磨くの?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

本日は食後の歯磨きのタイミングについて、少し前にニュースで「食後30分は歯を磨かない方がいい」という内容が流れたため、
未だに問い合わせをいただくことがあります。

こちらは「食後に口腔内が酸性に傾いたままの状態で歯を磨いてしまうと、酸で弱った歯がダメージを受けてしまう」という実験の結果が理由になっているのですが、実験自体が通常の口の中の状態とは異なり、炭酸飲料に浸した歯を口の中で磨いた場合という特殊な状況に実験であり、酸蝕症という病気に体する研究報告のため、一般的な口の中の状態とは話が違います。

国内の学会でも「食後30分の歯磨きは避けるべき」という情報は正確性に欠け、酸性の飲食物によって生じる酸蝕症に限られたものだと結論づけています。

したがって、私たちが通常歯磨きをする場合は、食後すぐ磨いて歯が酸性になる時間を少なくする方が望ましいです。
炭酸飲料飲んだ場合など酸性の飲食物を摂取したときのみ、うがいを先にするか、30分開けてから歯磨きをするようにしましょう。ただし、30分待っていれば休み時間が終わる、眠ってしまうなど歯磨きをできないのであればうがいをして歯磨きをすることを優先しましょう。

マタニティ歯科 赤ちゃんへの影響は?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

今回は前回の続き、マタニティ歯科、胎児への影響です。

乳歯は妊娠7週から作られはじめ、4ヶ月頃からかたくなります。
お母さんの食生活は乳歯に影響を与えるため、カルシウムだけでなくバランスのとれた食生活が大切
まず。生まれたばかりの赤ちゃんの口の中に虫歯菌はいません。
キスやお箸、食べ物を媒介として虫歯菌の感染が起こるので
周りの大人が虫歯の治療を行い感染リスクを減らしておきましょう。

生後半年くらいまでは、歯が生えていません。湿らせたガーゼなどで汚れを拭ってあげましょう。
7ヶ月くらいから乳歯が生えてくれば、歯も拭い、1歳が過ぎたら歯ブラシにもチャレンジしていきましょう。

歯が生えてくると、今度は食べ方や、姿勢が歯並びに影響していきます。
口腔筋機能療法といって、筋肉を使うことで歯並びを改善する治療がありますが、
口の周りの筋肉やベロは、歯並びに大きな影響を与えています。

寝転がってずっとご飯を食べていれば顎がゆがんでくるのは想像がつくと思いますが、
乳児にもおなじことがいえます。
足の裏をお母さんの膝やおなかにくっつけて、立ったときと同じように
背中がまっすぐになる姿勢でミルクをあげたり、離乳食をあげることで
自然でかたよりのない歯並びができやすくなります。


マタニティ歯科 マイナス1歳からの歯医者って?

こんんちは、あきる歯科院長の濱窪です。

近年歯科以外の分野でもでもマタニティ歯科やマイナス一歳からの歯医者という言葉を聞くことが多くなってきました。

そこで、マタニティ歯科についてお話ししようとお思います。

以前にこのブログで触れましたが、妊婦さんの歯科治療に関しては、

まず、妊娠中はホルモンのバランスが崩れて歯周炎を起こしやすくなります。
また、つわりで奥歯まで歯ブラシが入れられない。気持ち悪くて歯磨きに手が回らないなど、
汚れが残りやすい環境になりやすいです。そこで、

1.つわりなどで虫歯や歯周病が進行しやすくなるため安定期の5~9ヶ月で検診にいきましょう。
  赤ちゃんにカルシウムを取られて歯がもろくなるという通説は間違いですが、
  つわりでは磨きができないなどが理由でこの時期に状態が悪くなるため、そのように言われていました。

2.歯周病が早産や低体重児のリスクを2倍から4倍に高めることは報告があり、歯周病菌が血中に入り
 子宮の収縮を起こすことから起こると言われています。安定期に歯科医院での歯のクリーニングをしていきましょう。

3.お薬に関しては、できるだけ使わないに越したことはないですが、歯の痛みや炎症により
 子宮の収縮や、血管への炎症性細胞の侵入が起こるとそちらの方が母胎に悪影響のため、
 急性の炎症などがあれば、ご本人と相談の上、胎児に影響のない薬剤を選んで投薬を行うことがあります。

4.レントゲンはターゲットが顔面で体には鉛のエプロンを掛けるため胎児の被曝はほぼ無し。
 頭部に関しても東京鹿児島間の飛行機に乗る方が被曝量は多くなります。

5.痲酔に関しては無痛分娩でも使用するものなので胎児に悪影響はないですが、痲酔に対する緊張や
 注射の痛みのストレスの方がよくないのでできるだけ使用を避けます。しかし、3と同じで痲酔をしない
 ストレスの方が悪影響の場合は同意を得て使用する可能性はあります。

この5点が妊娠中の歯科治療に関する注意事項になります。
胎児への歯科的影響についてはまた次回。









マスクで口呼吸 おくちぽかんは大丈夫ですか?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

新型コロナでマスクをつける時間が多くなっていますが、ヤフー、グー、マイクロソフトなどにこんなニュースが出ていました。

「マスクで口呼吸」の弊害 免疫力低下、扁桃腺炎、認知症を招くことも


マスクをつけることで、呼吸がしづらく無意識のうちに楽な口呼吸をしてしまうようになり、
そのために、扁桃腺炎や認知症になりやすくなってしまうと言うことです。

歯科領域では口呼吸は歯列不正の原因であり、口呼吸のあるお子さん、おくちぽかんがあるお子さんは
歯列不正のリスクが高くなります。矯正治療の一環として、口呼吸を治す治療を併用することもあるほどなので、口呼吸が増えていくことは歯並びが悪くなるお子さんが多くなる危険があると言うことになります。
 口呼吸の改善はなかなか自然にはできないので、あいうべ体操や矯正用のマウスピース、舌の運動で
改善を促すことになりますが、見た目でははっきりわからないことも多いので、おくちぽかんがあるようならば歯科医院で相談してみてください。

 





 

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